ついにスマートカードがもっとスマートに!決済カードの革新

FIME テストサービス統括責任者STEPHANIE EL RHOMRI

 

ちょうど10年前に非接触カードが出現して以来、決済カードはその革新のペースを保つのに苦労しています。カードでの決済自体は着実に増加していますが、モバイル化とデジタル化が進む中で、多くの人がすでにカードの死を予測しています。

決済カードの”終わり”の始まりがやってきたのでしょうか?そうではありません。近年新しく標準でないカードの開発やリリースを目にします。またそれらのカードは今後も増え続けると思われます。

疑いなく、デジタルサービスは勢いを持ち続けています。しかし、信頼のある決済カードに対しすぐに「さようなら」と言う訳ではありません。事実、多くの非接触カードの台頭がモバイル決済の動きを鈍らせているとさえ多くの人が主張しています。以下は、消費者の財布に革新をもたらす最新のトレンドです。

バイオメトリック!

近年非接触カードの採用は、特に欧州で急速に増加しています。しかし不正使用が大きな不安要素であり、それが消費者における採用を制限しています。また、単に不安に陥れているだけではないと統計が語っています。不正使用は「tap-happy」市場で増加しており、英国のカード詐欺の半分以上が非接触カードに関連しています。その結果として消費者は今まで以上にセキュリティーに関するリスクに敏感になっています。

しかし、バイオメトリックセキュリティーの導入は答えになるかもしれません。すでにスマートフォンでは普通に採用されていることですが、決済カードに指紋センサーを付加することで快適なユーザーエクスペリエンスに妥協を与えることなく非接触カードにセキュリティーをもたらします。

この2年間、この技術を試験使用する世界中の多くの銀行が公表されました。これには、Credit AgricoleやNatWestなどの大手銀行も含まれます。2023年には1憶1千7百万枚ものバイオメトリックカードが出回ると予測されています。これは、1つのカード技術としては注目に値します。

音と映像

カードに埋め込まれているのは、指紋センサーだけではありません。 LCDディスプレイ画面の人気も高まっており、セキュリティを強化するためのワンタイムパスコード(OTP)から支出管理に役立つ口座残高まで、さまざまな新機能が試されています。

これらの技術を使った取引が世界中で増えつつあります。今年の初めにマレーシアのRHB銀行がダイナミックセキュリティコード-CVV2-をLCD上に表示するカードをリリースしました。このセキュリティーコードは定期的に変更されます。カード背面の固定的なCVVにとって代わることで、利便性を損なうことなく高いセキュリティーをオンラインカードに提供できます。

カードをクールに

従来のカードでもデザインを一新しています。特に多くのデジタル化の波にチャレンジする銀行からデザイン主導型のカードが発行されており、銀行にとってカードは物理的なブランドの顧客との接点として残っています。Monzoのhot coralカードや独自の色が選択できるKlarnaカードなどはカードを流行に戻した2つの事例です。それだけではなく、モバイルファーストの革新者であっても信頼できるカードに価値があることを示しています。

多くのプレミアムブランドのカードはメタルカードに移行しつつあります。特にアジアや米国では決済に豪華さを感じさせる何かを加えることが流行っています。例えば、Monacoが発行した洗練されたメタルカードの事例です。カードに仮想通貨を保存できるオプションもあります。これは、デジタル時代に関連する物理カードのもう1つの例です。

お財布をまだ捨てないで~

この革新の波はカードをより安全、スタイリッシュそして便利にします。消費者は選択肢、柔軟性、セキュリティを求めており、新時代のカードはモバイルおよびオンラインサービスの完璧なパートナーになりつつあります。

FIMEは、カードベンダーとイシュアが新しいカードフォームファクターを設計、開発、展開、および検証できるように支援し、革新を支持しています。弊社のウェブサイトにアクセスして、弊社のコンサルティング、テスト、認証サービスがどのように役立つかをぜひご覧ください。